紙ヒコーキ

これは小さな1つの物語

電車に揺られ近づく海 高鳴る鼓動


無人の改札抜けて 何もない夢の国へ

毎年 来るのに新しいものはない

日が暮れるまで はしゃいで

消えていった紙ヒコーキ

毎日 疲れも知らずに遊んだね

すれ違ったまま どれだけの月日

流れてしまったんだろう

冷凍できない思い出 消えないで


どんなドラマも 一度は なぜか離れ離れになる

サヨナラした 懐かしい場所 ハジマリの場所に

放課後のチャイムが 夕日に寄り添って

演出したから  主人公になれた


キートンのつぼ焼きカレー

自販機のポップコーン 覚えているのかな?

いつか行こうね


くだらない話は 気持ちを隠すためバレてないよね?

いつか話すから となりで 笑ってて


すぐに 歌い出す変なとこがいい

バレバレなウソをつくとこもいい


ドライブより手を繋げる 散歩やコンビニがいい

インスタ映えの料理より 飾らない方がいい

寝転び見た本棚の上 驚いた

少し色褪せた あの紙ヒコーキ

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